ここ一番でお教化を」

        住職 小野山  淳堂

 

御教歌

折伏の軍(いくさ)の時は一人でも
    教化したるぞ手柄也ける

 

 来たる十七日、松寿会を開催させて頂きます。会場は会館一階。恒例の私とのジャンケン大会もカラオケも用意しています。明るく楽しい会場で会いましょう。あなたの元気を周りの人に、周りの人の元気をあなたに。
 また、一日の月始総講の中で、小野山現仕を副住職に任命させて頂きます。将衛師が大阪、妙柳師が金沢へ帰り寂しい所ですが、新しい態勢でお寺に新しい風を吹かせ、開導聖人ご生誕二百年以後のご弘通に活気が加わることを期待しています。老いも若きも一念発起して、もう一歩御宝前に近づき、生き甲斐のあるお教務の御奉公に命を使ってみませんか。開導聖人ご生誕二百年のご奉公も大詰め、悔いのないご奉公で締め括らせて頂きましょう。

 さて、ご生誕二百年の五か年教化誓願達成に向け、ラストスパートの時です。一丸となって勤め励むご奉公を共有したいものです。月三回の教化促進愛情パトロールデーの日には、朝参詣の時間を含め、一日約七時間の口唱に励ませて頂いています。このご奉公を通じて、徳田一男さんが娘さんの子供・孫さんの法灯相続教化を成就されました。その日、はじめて本堂に残って私と一緒になって御看経していると、今まで少しも考えていなかった孫さん達二人にご信心をおたもちさせねばと気が付いて連絡するとお教化の話が進み、成就に繋がったのでした。

 

 また、草津妙信組の西田善吾さんは、甥御さんの昇格教化を成就されました。去年から今年にかけて、私が御法門の度毎に三十回近く「おのが身をいのる事かと思ひしに 人を助くるそれが信心」の御教歌で御法門を拝ませて頂いていたのが耳に残って、それがお教化に繋がったという事です。というのも、御本尊をお祀りさせて頂けばシッカリご祈願がさせて頂ける、懐中御本尊では手を合わせる場所がなくご祈願もおろそかになる、あなたも懐中御本尊だけでなくお額の御本尊さまをお祀りさせて頂いたらとお勧めされると、それジャおじさんはどんなご祈願をしてるのと尋ねられて、ご弘通の祈願をはじめご祈願の内容をかいつまんで話すと、おじさんの祈願は他の人の祈願ばかりやナと言われたので先の御教歌が胸に浮び、そうや、人は自分の事ばかり祈っていたのではダメや、他の人のことを祈る事が信心の大切な所で、あなたも御本尊を祀りして、自分の事、自分の子供や奥さんのことは勿論、病気のお父さんの事、お母さんの事、他の人の事を祈らせて頂ける信者になりなさい。先ず、今までお父さんの事をどれほど祈ってきたかなと尋ね、子供が自分の事を祈ってくれる事ほど親として嬉しく有難く感謝のできることは無いんだよとお話しをされて御本尊の奉安のお話がまとまったという事です。
 西田さんは甥御さんを菩薩行の入り口に立たせ、菩薩行に一歩足を踏み込ませる菩薩づくりのご奉公を成就されたのです。

 

 末法の、御題目で人を助ける菩薩行の軍の時に、他の方々のお教化の話しを聞いて自分もと思わないのは、ご弘通の菩薩行を心掛ける信者として恥ずかしい限り。共にご奉公の誠を尽させて頂きましょう。

 

御妙判「名を十方の仏陀の願海に流し、誉れを三世の菩薩の慈天に施すべし」(昭定二八〇頁)